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文芸共和国の会

考えるためのトポス

セクシズムを逆撫でに読むための文献リスト

 学生に対してセクシスト的発言をためらいなくする先生がいる、あるいは女性が社会に出ることは危険であるという趣旨の卒論を書く学生がいる、という話題が第二回「文芸共和国の会」終了後の懇親会において出ました。
 学生、市民、ジェンダーセクシュアリティ系の領域を専門とはしない研究者のあいだで、フェミニズムに関連する最低限の知見を共有することは、喫緊の課題といえるでしょう。
 依然として潜在・顕在する家父長的な世界を所与として生きざるを得ない現状に鑑み、女性がフェミニズムの知見に触れることはとても重要です。しかし男性もまた、家父長的な暴力を内的に反省し、規範の刷りこみを受けているということを自覚し続ける必要性から、フェミニズムの成果を吸収しなければならない。セクシュアリティ性自認の多様性(LGBTQ)を出発点とする際にも、男社会や家父長制という素朴な暴力を無視することはできないでしょう。

 フェミニズムの議論に対する批判はさまざまな角度から可能であると思います。しかしなによりもまずは知らないと話になりません。セクシズムは無知と素朴さに訴えるからです。フェミニズムに無知なまま、同程度に無知なセクシストの被害に遭ったり、疑いを持つことなく所与の規範に染まっていったりする現状に抗う必要があると思います。

 そこで本会ではメーリングリスト参加ご希望の方はvortexsitone[あっとまーく]gmail.comまで)を介して、日本語で読めるフェミニズムの基本文献を募りました。領域、時代、地域は多岐にわたります。選書に偏りはありますし、さまざまな欠落があることと思います。しかしこれがセクシズムについてともに考え始めるための一助となれば幸いです。

※(あくまでも参考程度ですが)専門性の見地からから判断して「難度」(院生/大学生/高校生)を設定しています。

 

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