ダナ・ハラウェイ『猿と女とサイボーグ』読書会開催のお知らせ
※追加 7/18
高橋さんの資料追加です。「ニューロ&ファジーのちょっと後のハラウェイの議論を踏まえてのふりかえり、2つめ(生物学史研究掲載)はラディカル/フェミニズムの基本3文献の紹介です」
高橋:ハラウェイ読書会資料(追加分).pdf - Google ドライブ
※追加 7/18
高橋さきのさんが読書会のために準備してくださった資料と補足資料、あわせて二件のリンクをここに貼っておきます。ダナ・ハラウェイ『猿と女とサイボーグ』が書かれた背景を理解する上で必須の、そして贅沢な資料だと思います。どうぞご活用ください。
※以下は、逆巻の発表に関する資料です。各自事前にDL・印刷よろしくお願いします。5部ほどハードコピーを持参しますが、足りない場合、参加者どうしで融通してください。
※下は告知用フライヤーです。自由にお使いください。
逆巻しとねです。
第二回文芸共和国の会(下記リンク参照)にてはるばるお越しいただき発表していただいた高橋さきのさんの訳書『猿と女とサイボーグ』新装版刊行を記念して、とりわけ重要なテクストである第八章「サイボーグ宣言」と第九章「状況に置かれた知」を再読するイベントを企画しました。
republicofletters.hatenadiary.jp
(社会)構築主義の問いを無視したまま、生物学の知見をすべて文化的事象に還元する俗流ジェンダー一元論として理解されたり、科学技術の進展が女性を解放するという楽観的な技術決定論として言祝がれたりする傾向の強い「サイボーグ宣言」。
ことに我が国においては「サイボーグ宣言」の影でほとんど注目されることのないまま今日に至っている「状況に置かれた知」。
技術との共存が日常化し、ブルーノ・ラトゥールを嚆矢とするアクターネットワーク理論やマリリン・ストラザーンに代表される人類学の再考が翻訳紹介された今、数多ある無責任な俗説に振り回されることなく、ハラウェイのテクストと共に思考する素地はようやく整ったと言えるでしょう。
当日は、まずわたし逆巻がふたつの論文の基礎的な読解を示し、次に訳者である高橋が応答、及び論文の背景その他についての解題を行います。そののち、これらを手がかり・足がかり、あるいは反面教師として、この場に集う参加者全員で「状況に置かれた知」を共に実践します。
テクストの範疇を外れるような高度なことはしませんし、無意味な言語遊戯もしません。アカデミアの方だろうと、そうではない方だろうと、参加者全員で基礎的な理解を共有することを第一に考えています。
興味のある方はどなたであれ歓迎します。ふるってご参加ください(同書を事前に読んでおけば一層理解は深まると思います)。
以下、概要です。
日時: 2017. 7. 16 (日) 13:00~18:00
会場: お茶の水女子大学 共通講義棟1号館 205号室
最寄駅: 地下鉄; 丸ノ内線 茗荷谷駅; 有楽町線 護国寺駅
高橋 さきの (翻訳者; 科学技術論; 翻訳フォーラム共同主宰)
逆巻 しとね (独立研究者; アメリカ文学; 文芸共和国の会世話人)
*基調発表・訳者解題後、全体討論
※参加自由・無料 ※会場使用料は参加者全員で等分
※資料は開催前日までにこのエントリー上にアップします。
各自事前にDL・印刷よろしくお願いします。
※連絡先: 逆巻 (vortexsitone@gmail.com)